(公財)水谷糖質科学振興財団は、生化学工業㈱元名誉会長故水谷當稱氏の出捐金を基に、糖質科学の研究を世界的に推進することを目的として、1992年10月1日に設立されました。この目的達成のために、当財団は糖質科学とその関連物質の独創的研究に対して助成金を支給します。現時点で財団が設定する重要課題は複合糖質の有機化学的、生化学的、生物物理学的、分子生物学的、細胞生物学的ならびに医科学的研究です。
助成金の応募者(研究代表者)は、1)博士号あるいはそれと同等の資格をもち、2)糖質科学分野で独立した研究を行う能力があることを客観的に証明でき、3)目的の研究を遂行し得る研究機関に所属する教職員あるいは研究員であり、その基本設備を使用できる立場にあることが必要です。なお、4)過去の助成者は助成後5年を経て再応募が可能です(2020年-2024年の助成者は不可)。
助成期間は原則として1年です。ただし、使用期間延長を希望する者は中間報告を添えて理由書を提出すれば、1年間の延長が可能です。しかし、新たな助成金支給はありません。助成金は1件につき年7百万円まで申請できます。助成金の年間総予算は7千万円です。支給された助成金は当該研究に必要な諸経費(間接費は総額の10%以下)に使用することができます。ただし、代表研究者及び共同研究者(ポスドク、研究補助員を除く)の給与(その一部または全部)に充てることはできません。応募研究は大きなプロジェクトの一部であってもかまいませんが、研究代表者は1名に限ります。
助成金申請書は、財団が指名した専門家より成る選考委員会によって審査、評価されます。審査の対象として、研究計画の1) 糖質科学領域性、2) 独創性、3) 研究成果の波及性、4) 研究計画の実現性のほか、応募者の研究推進能力と研究環境も考慮し、10-15件の選出を行います。
採択された研究に対する助成金は研究代表者の所属する研究機関に支給されます。同機関は会計経理を行ない、助成期間終了(3月31日)後2ヶ月以内に会計報告書を財団事務局に提出して下さい。研究代表者は研究遂行に全責任を持ち、助成期間終了(3月31日)後2ヶ月以内に研究の進行状態(プログレスレポート)を財団事務局に報告して下さい。なお、プログレスレポートの主要部分は財団ホームページ上に掲示されますのでご承知下さい。研究成果発表の印刷物には、研究が(公財)水谷糖質科学振興財団の支援によって成されたことを明記し、別刷2部を財団事務局に送付して下さい。
1)財団ホームページ上から登録を行ってください。(https://mizutanifdn.or.jp/member/registration/:第32回研究助成のオンライン登録は2024年7月1日に開始します)
2)投稿ページのURLとパスワードが返信されます。もし返信がない場合、スパムフォルダーもご確認ください。
3) 投稿ページに必要事項を記入してください。申請書、論文5件以内、許可証等はpdfファイルにしてください。各ファイルは研究助成申請書の応募方法に従い、名称を付けてください。
4) 3)のpdfを1つのフォルダにまとめてフォルダ名には氏名を付けてください。
5) 4)のフォルダをzipに変換し、応募ページよりアップロードして下さい。(zip形式で1ファイルのみアップロード可能です。)
6) 受付期間は2024年7月1日から同年9月1日までです。
選考の結果は2025年2月20日までにメールで通知し、助成金は2025年3月31日までに支給いたします。なお、採択された研究助成者の氏名、所属、応募タイトルはホームページおよび紙面上で公表されます。
提出された助成申請書は、選考審査のみに使用いたします。
以下よりダウンロードしてご使用ください。(内容は同じです。)
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